アメリカの抱える闇をエンターテイメントという下敷きを持って描 .. >(続きを読む)
アメリカの抱える闇をエンターテイメントという下敷きを持って描いた良作。イーストウッドの手腕とクーパーの熱演に感動。しっかりスリリングなところはスリリングに描き、観客を追体験させる迫力も持ちつつ、これが15年以上前の話で現在と全く変わっていない事に気づくと鳥肌が立つ。未だなおアメリカの終わりの見えない戦争は続いている。反戦でも、アメリカ万歳でも一切なく、その事実を尊敬の念、鎮魂の念を持って映画という話法の中で描いたイーストウッド恐るべし。