<ネタバレ>リング、呪怨の流れをくむJホラー作品なのかなと思っていたが、 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>リング、呪怨の流れをくむJホラー作品なのかなと思っていたが、全然違っていた。そして、ものすごく面白かった
基本的に、新米美容師の主人公と、大杉漣演じる髪フェチ変人山崎の二つの視点を交互に切り替えながらこの映画は
進んでいく。通常のホラー映画ならば、普通、作品の核になるのは明らかに後者の方
で、主人公周辺のドラマなどは、ただ観客を主人公に感情移入させといて、後から怖がらせるための、準備段階に過ぎない所なのだが、
この作品では、はっきりいって、このドラマの方が完全にメインの扱いであり、主人公の成長物語の途中に、山崎のパートが挿入され、途中で
かなり強引にからみ方をしながら
ラストでひとつに収縮していくという構成になっている
全く違う雰囲気を持った二つの物語が、途中で非常に強引な絡みかたをしつつ、バラバラに進んでいくことになるので
退屈することはないが、ひとつの作品として見た場合、まとまりがなく、この作品の本来のジャンルであるホラー要素が不要にすら思えてしまう。