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<ネタバレ>人はパンのみにて生くるに非ず。「生活」のための仕事とは違うもの。それがなくても生きていけるはずなのに、生きていると実感できるもの。それを“趣味”と呼びます。その趣味を持つことのすばらしさ、そして趣味をするうえで大切なものは何かを、改めて実感させてくれる映画。題材が社交ダンスというのもいい。絶対に一人ではできない、パートナーが必要。共に励む仲間がいるということは、とても重要なのです。それは人生そのものでもあります。本作の欠点は、やはり演技に問題がある人の存在。あとは皆さんすばらしいだけに、かなり目立ってしまいました。コメディとしても、それほど笑えるというわけではありません。逆に言うと、役所広司演じる杉山がよかったということでしょうか。本気で何かに打ち込むことのすばらしさを、体で表現していました。