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<ネタバレ>関西人としては、エンタツ・アチャコの漫才が見られたのが嬉しいです。大きな流れはありますが、エピソードをコント風につなげた形。今見てもけっこう笑えます。特にエンタツ・アチャコが風呂で歌うところは、今の漫才でもありそうなネタです。
話としては、政府(GHQ?)から何か出ているんじゃないかと思いそうな内容ですが、ヤミ屋がはびこる時代に作ったというのは、なかなか天晴れ。「みんなの配給品はみんなのもの」というセリフは、配給品を「税金」に替えれば現代でも通用しそう。金持ち百姓の嫌みっぷりとか、戦後まもなくの映画とはいえ侮れません。当時の東京の様子を知る資料としても一級品でしょう。