<ネタバレ>前半のロッキー的な盛り上がりをあっさりと捨て後半の重いテーマ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>前半のロッキー的な盛り上がりをあっさりと捨て後半の重いテーマにせまっていく流れに激しいショックを受けました。
イーストウッドが考えるアメリカンドリームってのを嫌って程追体験させられた気分です。
事実とインフォームドコンセントに関して違いがあるらしいんですが、それを越えるものがこの映画にはありました。
ラストの選択も善人がやれば白けてしまうかもしれませんが、今まで決して根っからの善人でなかったイーストウッドがやったからこそ話にリアリティを感じたのかもしれません。
彼女の尊厳を守りたいという気持ちと、この状況に決着をつけたいという二つの気持ちがあるとするならほぼ後者の割合が強かったのではないでしょうか。
ボクシングシーンは不自然なところが多々あったので惜しいですね。半身不随にいたる反則打はもっと別の形にできなかったんだろうか。