<ネタバレ> いろいろな意味で新鮮な驚きを感じる映画だった。
まず、完 .. >(続きを読む)
<ネタバレ> いろいろな意味で新鮮な驚きを感じる映画だった。
まず、完全に大人向けの映画であること。自分のジブリ一押しの「豚」でもかなりそういう傾向はあったが、それでも多少はお子様向け要素を残していた。
だけども、これは大人、しかも大正から昭和の歴史がある程度入っている大人向けで、
さらに「会議は踊る」がすぐわかったり、九六式艦戦から零式観戦への流れを知ってる人間にだけは、一層楽しめるという「わがるやつだけわがればいい」という映画。
子供がどうしても見たいというならともかく、楽しませようとして連れて行くのは、お勧めできない。
あと、扱った時代が大正時代から昭和への戦争の時代、しかも主人公が軍事兵器の著名な設計者、にも拘わらずあくまで主人公の目は高みに向けられているだけ、「自分の作った飛行機は人殺しの道具」なんていう中途半端なイデオロギー色が一切感じられないのも実に快適だった。
ただ、自分的には良い映画だけど、一般向けにはどうかな。上映30分前に行って上の方に座れて、なおかつ最前列2列が空いていたのにはびっくり