<ネタバレ> 何よりも、脚本というかプロットが素晴らしい。
無実の罪で .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 何よりも、脚本というかプロットが素晴らしい。
無実の罪で死刑を宣告され脱走中の孤独の医師が、信頼し頼ったのは、最大の敵であり的確に自分を追い詰める有能な連邦保安官。これは相手の有能さを信頼してのこと。
また保安官も、初対面では「知ったことか」と突き放したが、逃亡者を追っていく過程で徐々に動かすことのできない真実に気づき、やがて最大の味方に変わっていく。
この二人の関係の描写は素晴らしかった。
ただ、少し残念なのは真犯人の行動にかなり合理性にかけるものがあったこと。まだリチャード・キンブルが真実に気がつかないうちに、ジェラードなり市警に捕まえさせるチャンスはあったのに生かさず、それどころか逆に彼が真実に近づく手助けさえしている。(確実に殺し屋に殺させるためというだけでは、説得力にかける)
で、あげくが大勢の味方にかこまれながら、1対1の対決で殺そうとする。
どうみても単に肉弾戦を描写したかったためだけの流れとしか思えなかった。