日本映画流行の難病モノですが、その展開は置いといても、主演の .. >(続きを読む)
日本映画流行の難病モノですが、その展開は置いといても、主演の二人の人物設定がこの映画では面白く最後まで楽しめました。
まず玉木宏演じる瀬川誠人の役が良かったです。
内気で人見知り、女の子に対して強く主張する事が出来ず、
謎の病気持ちetc・・・。
思わず応援したくなるような主人公でしたw
特に宮崎あおいの演じる里中静流とのケンカシーンは個人的には面白かったです。
本当に理不尽な理由で一方的に怒られていて本当に出来る事ならブラウン管の中に飛び込んでケンカを止めたかったのですが、いつしか、彼女の激怒に瀬川誠人が笑うようになります。
そこの静流を好きになってゆく微妙な心の変化の描き方がこの映画では、退屈せずいいテンポで描けていて良かったと思います。
また、この映画で静流は現実ではありえない(?)ような不思議な病気にかかっています。
最初は何故わざわざこんなリアリィティのない病気にしたのだろうと思いましたが、最後のシーンの伏線と知った時は、なるほどと思いました。
このような系統の映画の場合一般的にリアリィティのある病気にする気がしますが、私は安易に「死」を取り扱うよりもこの映画のように完全な一つのフィクションとして扱っている方がまだ好感が持てる気がします。
ただ、元々疑問に思っている類の映画である事と、
音楽が全体的にチープな感もあったので、
総じて4点というところでしょうか・・・。