『Sucker Punch』のタイトルまでの運びだけでもザッ .. >(続きを読む)
『Sucker Punch』のタイトルまでの運びだけでもザック・スナイダー作品であることがわかる幕開けです。精神病棟からの脱出する過程で遭遇する障害を架空の4つの戦闘シーンで置き換えられ、『ガンスリンガー・ガール』という戦闘美少女の花形マンガを実写化したような映像のオンパレードが本作の見どころ。これを評して妻は、ストーリーのないドンパチもののテレビゲームを見ているようで何のカタルシスも感じない。アクションだけで演技力を必要としない作品は映画ではないと切り捨てて寝室へ引っ込んでしまいました。これもまた事実であり、萌えゲーの主人公と同じくご都合主義全開の展開に超受け身になってしまう自分を感じます。が、ドンパチやってりゃそれでいい作品を欲していた私としては楽しめました。また、Pixiesの「Where is my mind」、Bjorkの「Army of me」などの挿入歌が戦闘シーンの高揚感に花を添えています。