<ネタバレ>フランス映画らしい長回し手法で、人物配置やプロットもシンプル .. >(続きを読む)
<ネタバレ>フランス映画らしい長回し手法で、人物配置やプロットもシンプルな造りながらも見事に充実している。中年になったあの風采の上がらないドニ・ラヴァン(かつての「アレックス」役俳優)にうら若き乙女が死に至る恋をしてしまうのである。これについて十分に納得のいくように構成されている、と言いたいところだが、やはり彼女が死ぬことはないから、その点では無理があるかな。とにかく、一瞬の厭世的なラディカリズムの罠といったところ。