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<ネタバレ>正しいか正しくないかは問題じゃない。何をすべきかが問題ではないでしょうか。結果的に悪い方に転ぶと、あの時の選択は間違っていた。良い方に転べば正しかった。それでしか判別しようがないのが人の世というもの。体育教師が真実を隠蔽したのも、生徒たちの将来を考えてだった。しかしそのことによって悲劇が生まれてしまった。結果的に体育教師は責められる側に。だがもし逆だったら。隠蔽によって多くのプラスが生まれていたら。体育教師は正しかった、ということになります。所詮は結果論でしかないということ。しかしこの作品が伝えたいのは多分、立ち向かうこと、向き合うこと、逃げないこと、ではないでしょうか。悪ふざけの事故も、労災も、真正面から受け止める覚悟を持ってほしいというメッセージが込められていた気がしました。たしかに水難事故の母親は真実を知ることになるでしょ。でもそれも、しっかりと受け止めそして向き合って欲しい。そして過ちという負を正の未来にする努力をしてほしい。負の連鎖はどこかで断ち切らないといけないから。難しいと思いますよ。簡単なことじゃないし、生半可な気持ちじゃあ出来ないですよ。でもね、それでも向き合って欲しいんですよ、逃げずにね。様々な意見が飛び交っているようですが、それだけ語るべきもののある作品、ということでしょう。あと申し訳ないですが、劇団ひとりさんはミスキャストだと思います。それと、劇場版らしいスケール感もあったら良かったかな。人生って難しいな~・・・。