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<ネタバレ>戦争ほど「人間」を浮き彫りにするものはないでしょう。一番印象に残ったのは、飢えている人に自分の食べ物を与えるかどうか。少年は言う、「一度味をしめたらまた貰えると思うで」と。たしかにそれはいえる。私ならどうするだろうか?自分の空腹を我慢してまでも、他人に施しを与えられるだろうか?綺麗事だけではすまされない。生きてはいけない。理性と本能が天秤にかけられる。それほど戦争は残酷で正直だ。しかしこの映画、そこまで残酷さは伝わってこなかった。少年が理不尽に暴力を振るわられるシーンも、痛々しさを感じない。淡々としている。まるで児童文学だ。そう、児童文学戦争映画・・・新ジャンルの誕生だ。PS:原田泰造に鬼教官は似合わない。