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<ネタバレ>前作の「アフターライフ」もそうだったけど、この「ゴーストバスターズ」はエンタメ娯楽作品というよりは、一人の少女の成長物語を描いたファミリーヒューマンドラマと言ったほうがいいんでしょう。ただ前作は片田舎の小さな町が舞台だったし、シリーズで初の思春期の悩み多き多感な少女ということもあり、静かにゆっくりと丁寧に描いていても問題はなかった。それに初代ゴーストバスターズの父とその娘とまたその娘という、親子3世代の葛藤や絆といった見所もあって、普通にヒューマンドラマとしても十分観れる作品だった。ところが今作は舞台がニューヨークとなり、初代ゴーストバスターの面々も最初から登場する豪華さ。加えてゴースト研究施設なんかもあってエンタメ色は強めに。なのにやっていることは前作同様にヒロイン、フィービーの成長物語。で、この成長物語がいかんせん全くもって響いてこない。未成年という理由でチームを外され、現世に未練の残るゴーストと仲良くなり裏切られるという展開。この一連の流れの中でどう成長したのかが物語の見所にもなるはずなんですが、とにかくなに一つ響いてこない。なんかだからなんだったのて感じ。
じゃあエンタメの方で多少なりとも楽しませてくれるのかと思いきや、ゴーストとのバトルも最初と最後だけだし、見せ場であるラスボスとの対決も誰ひとりも凍らないし、そして呆気なくやられておしまい。オイ!オイオイオイオイ!!は?でしたね。いやいやいやいやあれだけ予告で煽っておいてこれで終わりですか?めっちゃ強うそうなイメージだったんだけど。
前作が評判良かったから続編が作られたそうですが、これじゃあ次回作はないかも。