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<ネタバレ>蛇いちご。見た目はとっても美味しそうなのだが、食べてみるとたいして味もなく、蛇にでも食べさせておけ、という代物らしい。この作品に登場する家族はまさに、蛇いちごそのもの。ごく平凡で普通だが、その普通の幸せこそが一番、と思わせておいて実は脆くて儚い。家族ほど近くて遠い存在はないんだな~としみじみ感じさせられました。まさにピッタリのタイトル。監督のセンスの良さに拍手です。この監督の作品はこれで3作目。「夢売るふたり」「ディア・ドクター」でこの「蛇いちご」この作品が処女作ということもあるのか、あまり変化球もなく、けっこう真っ直ぐな仕上がりになっていて、他作品とはまた違った意味で好感が持てました。ただ一貫して同監督作品から感じ取れるメッセージは、日常と非日常、また善と悪との境界線の危うさではないかと。はい。配役も功を奏していますね。まさにピッタリ!のびのびと演じてもらっているのかな?と思うほどみなイキイキしていて、物語の世界に引き込まれました。最後にダメ出しを一つ。モノレールの車内シーン。エキストラさんたち静止しすぎ。もうちょっと日常的に見せて欲しかったかな。以上。[良:1票]