<ネタバレ>クライマーズハイって言うから、犯罪の高揚感かな?いや、でも日 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>クライマーズハイって言うから、犯罪の高揚感かな?いや、でも日航機の事故の話のはずだぞ!と思ってたら、登山のことだったんですね。
スクープをモノにするのは登山のように、冷静に着実に詰めていく事が大切だとしてなぞらえてるわけです。
未曾有の航空機事故に直面した地元紙北関東新聞の記者の面々は、これまでにない高揚感と焦燥感と怒りの渦に巻き込まれていきます。
社内での確執や衝突が熱を持った演技で描かれていて、まさに息をつく間もないようなハイ状態!
背景もリアルに創られていて、なんだかドキュメントものを観てるような気にさえなりました。
わたしも当時のニュースには衝撃を受けたものの、映画としては、やや話題的に散漫な印象も否めませんでしたね。
おそらく未読の小説では各エピソードが巧みに本題を盛り上げる役目を担っているのだろうとは思いますが、一本の映画としてはやや長かったかなぁ。
ホント、演者も制作側も真摯なアプローチでとても良かったのですが、エンターテインメント性(悲惨な事故でそんなのを求めるのはどうかとも思いますが、一応興行モノなので。。。)がもう少し欲しかった。
大落ち的にもスクープを逃してるわけですし。
リアルな新聞社風景の中において、喧嘩の部分をやや過剰にして面白さに繋げるしか無かった点が、やや残念でした。
ただ観て良かった映画であることは間違いありません。