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映画の娯楽としての本来的な味わいを堪能できる作品で、大変感動しました。
主人公の彼のパーソナリティに好意を寄せないことはできません。不安な子供と抱き合うシーンや物乞いのように寄付を頼むシーン等には、彼の魅力が植え付けられるほど感じてしまいます。ボクシングという彼の自分の仕事に誇りを感じざるを得ない最終ラウンドの姿勢もカッコよすぎる。
出来過ぎた結末は展開を予期出来てつまらなくなってしまうものだけれど、この作品はつまらなくならない!
それは主人公を応援する者同じ気持ちになっているからであり、こうした気持ちになれるのも製作に携わった人の努力によるものである。そう考えると感謝したくなります。