子供たちの演技、時間を感じさせる演出に好印象を受けるし、引っ .. >(続きを読む)
子供たちの演技、時間を感じさせる演出に好印象を受けるし、引っ越し当初の何気ない日常のシーンも好きだ。そして確かに母親には腹立たしさを覚える。
しかしそれで映画が終わってしまった。製作者が何を伝えたかったのか分からなく理解できない。社会に何かを問いかけている風ではあるが、強く主張する何かを感じられない。
兄弟姉妹のうちの姉の目線から苦悩や葛藤を感じとれるが深掘りはされず、出会う人々も訳ありな背景を抱えていそうだが同様で、ボヤっとした中途半端な印象だけが残る。
結局は皆、誰の実情もハッキリとは知らないという空虚感をを言いたいのかもしれないと、書きながら結論付けた。