<ネタバレ>若い頃に見た映画であり、1970年代のパニックブームの火付け .. >(続きを読む)
<ネタバレ>若い頃に見た映画であり、1970年代のパニックブームの火付け役になった映画である。登場人物それぞれにドラマがあり、一つの事件・事故を通して物語が展開する。実におもしろく、ハラハラどきどきの連続だった。これ以降この映画をまねたパニック映画がたくさん作られたが、これを超える映画はそうたくさんは出て来てないと思う。
この映画とちょうど同じ頃、よど号ハイジャック事件が起こり、その後は空港でのチェックが厳重になったが、それまでは機内に危険物を持ち込むような心配はされてなかった。今思うと信じられないことではあるが・・・。
やはりこの映画ではヘレン・ヘイズ演じるただ乗り婆さんであろう。助演女優賞受賞も当然と頷ける。
こういったとっさの事故では、機長の指示に従うことが極めて重要であり、機長にはそれだけの責任とカリスマが要求される。ディーン・マーチンの機長はその点では無難こなしはしたかもしれないが、やや公私混同の感がある。
バート・ランカスターの空港長夫妻の離婚話も、一件落着になって良かった。