この映画は人を感動させようとする作為的なものはない。あくまで .. >(続きを読む)[良:1票]
この映画は人を感動させようとする作為的なものはない。あくまでも実話に即してありのままに見せようとするのが良い。多くの人は障害者に対してかわいそうだという気持ちを持つ。しかし言葉の憐れみはあっても、生活を共にするとなると距離を置きたくなる人が多いのではなかろうか。この映画はそうした人とごく普通に接する人の両方をありのままに見せる。母親だってドラッグはやっているし精神的にも決して安定しているとは思えない。しかし子に対する愛情はどこの母親とも同じ、いやそれ以上だ。ラストも切ないが決して暗くはない。
蛇足ながら、この映画の字幕は文章が長く、消えるのも早くて読むのに苦労した。こうい場合は吹き替えがよいのかな。[良:1票]