英国の貴公子ローレンス・オリヴィエと世紀の美女ヴィヴィアン・ .. >(続きを読む)
英国の貴公子ローレンス・オリヴィエと世紀の美女ヴィヴィアン・リーを結びつけた曰く因縁付きの映画である。主役はもちろん英国女王エリザベス1世であるが、この二人は女王陛下の前だろうと人目をはばからず抱き合いキスをする。どこまでが演技でどこからが不倫の恋かはわからないが・・・。
もとの映画は92分だったらしいが、フィルムの劣化のためビデオやDVDでは短く編集され、私の持っているものでは84分しかない。そのためかどうかわからないが、話がどんどん省略され、特に後半はあっけない。
フローラ・ロブソンのエリザベスは格調が高く威厳に満ちている。一度見たら忘れることができない顔である。それと「あるスペインの婦人がイギリスの紳士に求愛しました」という歌詞で始まる歌も、とても印象的。