原節子主演の小津映画の最初の作品であるが、私が見るのは一番後 .. >(続きを読む)
原節子主演の小津映画の最初の作品であるが、私が見るのは一番後になってしまった。
父親となかなか嫁ごうとしない娘の細やかな感情を描いた良い映画だったことはよく覚えているが、いまいち他の映画(東京物語など)と比べると印象が薄い。その少ない記憶の中で、笑顔を絶やさなかった原節子が急に真顔になったのを覚えている。そして嫁ぐことになったのだが、花婿さんがどんな人か、誰が演じるのだろうかと思っているうちに終わってしまったことも・・・。
今思えば、せめてカラーの「秋日和」より先に見るべき映画だったのだろうということ。