「赤と黒」と並ぶスタンダールの名作、私は彼の2つの小説を少年 .. >(続きを読む)
「赤と黒」と並ぶスタンダールの名作、私は彼の2つの小説を少年時代夢中になって読んだ。難しい漢字や旧仮名遣いの戦前(?)に出版された古い名作全集で。
映画も3時間に及ぶ大作、鑑賞しながら昔の記憶が蘇る。あの頃の胸躍る気持ちには到底及ばないが、それでもやはり名作だろう。高い塔から脱獄するシーンでは、原作以上のものを感じずにはいられなかった。
DVDは映像が白黒のためだけでなく、古くて見づらい。特に画面の下に出てくる字幕は読めないシーンも多々あった。カラーのリメイクまでなくとも、デジタルリカバリー化が切に望まれる。