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<ネタバレ>見に行く予定は無かったんですが、前日たまたま「あの花」ドラマ版をラストシーンだけ見て、「そういや新作やってたっけ」と思い出して、行ってみました。結論から言えば「まあまあ良作」という感じ。はっきり言って「あの花のスタッフが作った」という宣伝文句は(まあ興業上は当然言うべきなんでしょうが)、マイナスでしかないな、と。見え見えのストーリーながらも大泣きしてしまった「あの花」と較べることで、不必要にハードルが上がってしまいますし(実際、本作はあの花のレベルには届いてません)、見ながら全く似ていないにも関わらず、キャラの雰囲気的に、順にめんまを、拓実にじんたん/ゆきあつを、仁藤につるこのイメージをどこか当てはめてしまいたくなる(そしてそれは全く徒労というか、ちっとも似てない)ので。むしろ普通のジュブナイル映画として、『思い出のマーニー』に近いものを感じました(内向きな少女が作り出した幻想が核となる作品として)。ラストの「悲愴」と「Over the rainbow」の合唱は音楽の方が気になってしまって、歌詞が頭に入ってきませんでしたが、全体的に雰囲気・音楽・話とも悪くない出来でした。乃木坂46は…うーん、確かにあまり合ってませんね。