<ネタバレ> 普通のタクシー運転手が、殺し屋の仕事になぜか付き合わされる .. >(続きを読む)[良:3票]
<ネタバレ> 普通のタクシー運転手が、殺し屋の仕事になぜか付き合わされる物語。
この『なぜか』の部分の説得力が弱く、多少強引な展開ではあるが、許容範囲。
登場人物が多すぎないのが良いですね。自分好みです。
それに大部分はヴィンセントとマックスの二人が中心となっているため、変に凝ったサスペンスよりすっきりして見やすいですね。
ただ、シーンとシーンをつなぐ『タメ』のようなものが長すぎて、ややクドイ。
そーゆー雰囲気を作りたいのはわかるのですが、中だるみを引き起こす原因になっているような気がします。
ストーリー自体は、ある種の哲学を感じますし、何かのメタファーなのかなって思う部分もありますが、やはりシンプル。
こーゆーストーリーであれば、変に間を置かずに、テンポよく進んでいったほうが良かったんじゃないかな。
要所要所のアクションは瞬殺パターンが多くて好き。迫力があるし、サスペンス色が強くなります。
ラストの攻防も見事でしたね。
こんなに怖いトム・クルーズを見たのは初めてです。
特に地下鉄での『降りたいけど降りられない。』という状況の作り方がうまいです。
いたってシンプルな構図だけに、緊迫した雰囲気がよく伝わってきます。
総評。中だるみする部分はあるものの、気にならない程度。全体的にスリリングかつサスペンスフルで面白かったです。[良:3票]