<ネタバレ> 1つのストーリーを複数の視点から捉える面白い構成。
宮 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ> 1つのストーリーを複数の視点から捉える面白い構成。
宮田君がマンションに戻ってくるたび、実はいろんな人が入れ替わり立ち代わり家に潜んでいたってのは面白いです。
こーゆー作品にしては、ストーリーが複雑すぎず、すっきりまとめられていたのも良かったと思います。これだけ時間が行ったり来たりしていても、全く混乱せずに見られたのは、作り手が見る側を意識している証拠だと思います。
キャラも非常にたっていて、『良い人すぎる宮田くん』『友達思いの探偵』『せこい組長』など、面白い人物が多い。
倉田あゆみはともかく、それ以外の人物は皆善良さがあって、後味も悪くありません。
ラストで会社の先輩が訪ねてくるシーンを重ねたことで、『たった一夜の出来事』を印象づけるやり方も上手いと思います。
映画としての面白さはまあまあ。個人的には、物足りなさが残る作品です。[良:1票]