<ネタバレ> 前作よりかはかなり面白かった。思い切って完全オリジナルスト .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 前作よりかはかなり面白かった。思い切って完全オリジナルストーリーにしちゃったのが功を奏したのかもしれない。
特に序盤の地下鉄バトルは最高。黒服星人たちは本編のヴァンパイアをモチーフにしているのでしょう。GANTZメンバーVS黒服星人バトルを見ごたえ抜群。文句なしで面白いです。一度地下鉄の外に吹き飛ばされたくろのが、電車の中に多恵ちゃんを見つけて再び地下鉄に飛び込むまでのシークエンスが邦画とは思えないくらいかっこいい。
ただ中盤以降は冗長。特にVS偽加藤のバトルがくどすぎます。
今作はかなりバトルに力を入れているようですが、そればっかりにしちゃうっていうのは逆に刺激も面白さも損なってしまうようです。どーにも映画全体のバランスが悪い気がしてなりません。
それに、せっかくのGANTZなのに同士討ちをメインに据えるってのはもったいない。
もちろんエピソードの一つとして小島多恵編をもってくることに反対はしません。だけどやはり鬼星人、恐竜、大阪と面白いエピソードが原作にいっぱいあるんだから、もう一つくらいエピソードを突っ込んでほしかった次第です。
最後の近距離からの掃討戦は良かったです。映画の一番最後に最高に血生臭い見どころをもってきたのは良かったと思います。このシーンだけ壮絶の一言です。ちょっと眠気がきていたんですが、一気に目が醒めました。
くろのくんが次のGANTZになってみんなを生き返らせちゃうっていうのもまあ良かったんじゃないでしょうか。
そして何気に感じる反戦のメッセージも良かったと思います。
ただみんなから『何でそんなに強いの?』と言われていたくろのくんが、それ以降あんま良い見せ場がなかったのはちょっと残念。偽加藤にやられすぎです。