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<ネタバレ> ロシア映画ってほとんど見る機会がありません。とゆーか、もしかしたらこれが初めてかも?
ロシアのパニック映画。どんなだろうと思ってあまり期待せずに見たのですが、これがなかなか面白いんですよ。
この映画を見ると、『面白い』って思う基準は万国共通なのかもしれないと思う次第。モラルや善悪の基準も、そんなに国によって大差ない気がします。
冒頭の不倫シーンはちょっと長くて余計かな。まあ人物相関を見せたかったのでしょうけど。
退屈になりがちな序盤を、「染み出てくる水」なんかでうまいこと緊張感もたせてあります。トンネルの内壁がどんどん崩れていく様子をみるだけでハラハラしちゃう。単純だけど、うまい。
中盤以降は割とありきたりな脱出劇に終始しましたね。でもパニック映画好きな人にとっては、そのありきたりが好物だったりします。いろいろひねられるより、よほど良い。
嫁の不倫相手と一緒に力を合わせないといけないシチュエーションがちょっと面白い。
女の子のパパが主人公なんでしょうけど、主人公にしては頼りない。オープニングで、いい腕の医者っぽい感じでしたけど、それを活かすシーンはほとんどなく残念。
不倫相手も、良いやつではないが悪人ってわけでもない。
つまり、出てくる人たちが、あんまり魅力的ではないのです。その人物像がある意味リアルと言えばリアルですが。
地下鉄で知り合った若い男女が個人的には良かった。
男のほうが『自分を置いて先に逃げろ』と言ってみたり、女の子のために命がけで吸入器をとってきてあげたり。パパさんよりよほどヒーローしています。この2人が無事に生還できて、ついでに恋も成就して良かったです。
でもこの映画の見どころはやはり前半。
事故に遭った42号ではなく、その後続車の17号だったかな?事故に巻き込まれまいと来た道を引き返すシーンがあるのですが、そこが一番ハラハラしました。こーゆーシチュエーションは初めて見た気がします。[良:1票]