<ネタバレ> 1作目にひきつづき、2作目も会心の出来。
とくに前半か .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 1作目にひきつづき、2作目も会心の出来。
とくに前半から中盤にかけてが出色。
終盤、後藤との一騎打ちになってからは、単調なアクションとなってしまって面白味に欠けます。
やはり寄生獣の醍醐味は、さまざまなキャラクターの思惑が交差するその人間ドラマにあります。サスペンスとしてもホラーとしても人間ドラマとしても、とにかくストーリーが面白い。倒す倒されるだけの関係になってしまう終盤は、物足りなさを感じてしまいます。
特にこーゆージャンルの作品は、主要人物や主要キャラがどんどん退場していき、物語が終盤になるにつれ単調になりがちです。
この映画も例外ではありません。
前作は、最初から最後までとにかくストーリーで魅せてくれました。ストーリー、脚本が面白いからこそ、アクションシーンにより一層の緊張と興奮とカタルシスを感じられます。
ただ原作も前半から中盤にかけてが特に面白く、終盤になると普通のモンスターアクション漫画になってしまった覚えがあるので、原作に忠実っちゃあ忠実なのかもしれません。
市役所襲撃のシーンと、田宮良子のエピソードを平行して描いたのは最高に良かった。
映画ならではの興奮と感動を味わうことができました。
ここまでだったら10点でも足りないくらいです。
やや不満点も挙げてしまいましたが、邦画がこの手のジャンルでここまで面白いものを作ってくれるようになったのは幸せの極みです。