<ネタバレ> 人種差別。貧富の差。老い。
様々なテーマを抱きながら、 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ> 人種差別。貧富の差。老い。
様々なテーマを抱きながら、デイジーとホークの人間関係の在り方は、そういった諸問題をあっけなく超越していきます。
二人の関係は、最も単純な人と人との関係。
その関係を象徴するデイジーの「あなたは友達よ。」のたった一言のせりふ。
泣きそうです。
難解になりそうなテーマに、起伏の穏やかなストーリー。
にもかかわらず、堅苦しくならないのは、ひとえに二人の役者さんの演技がすばらしいのと、脚本なのかなぁ、と素人ながらに感心。
お墓のシーンやラストシーンは特にぐっときます。
もはや運転手ではないホークに、「あなたはまだお給料をもらっているの?」と尋ねるデイジー。
真偽のほどはともかく「はい。」と答えるホーク。
ああ、この人はたとえ車を運転していなくても、ずっとずっとデイジーの運転手なんだと気づきました。
もし本当にお給料をもらっているのだとしたら、ブーリーもなんて素晴らしい息子なんだ![良:1票]