<ネタバレ> 小粒ながら、B級作品に求めるものを満たしている名作。
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<ネタバレ> 小粒ながら、B級作品に求めるものを満たしている名作。
『スケールが大きすぎないこと』
『登場人物が多すぎないこと』
『わかりやすいこと』
どれもクリアです。
それでいて、適度なスリル、サスペンスも兼ね備えています。
作り手のセンスの良さを感じますね。
誰かと思えばジョン・ダール監督。
個人的には、大衆向けの良質な娯楽作品を作ってくれる有難い監督さんです。
『トラブルメーカーな兄』『優柔不断な弟』『無駄に色気ムンムンな彼女』こーゆーお約束は逆に嬉しい。
この作品、『あるあるネタ』が多く、確かに既視感を感じます。ですが、なんか先が読めそうなのに、意外と予測不能な展開を見せる面白さがあります。この辺のバランス感覚が大変上手い。
『無線』というキー・アイテムも、恐怖演出及び橋休め的演出の小道具として、大変効果的に使われています。
サイケティックだけど、頭が良いラスボス。
この人のお顔が、ちょっぴり出ちゃったのが惜しかったですね。全く顔を出さなければ、最後のオチがより引き立ったと思うんですけどね。[良:1票]