<ネタバレ> 軽妙洒脱なクライムコメディですね。
クリスチャン・スレ .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ> 軽妙洒脱なクライムコメディですね。
クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。
この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。
映画好きの殺し屋。
その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。
そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。
警察も良い味出しています。
リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。
主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。
どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。
むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。
もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。
ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。
地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。
一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。
ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。
ラストは良かったですけどね。[良:1票]