<ネタバレ>安いホラーかなと根拠なく値踏みしての鑑賞だったけど、これがな .. >(続きを読む)
<ネタバレ>安いホラーかなと根拠なく値踏みしての鑑賞だったけど、これがなかなか良く出来たジュヴナイル作品でした。
主人公のメイソン君がちょっと陰のある魅力的な15歳(くらい?)で、その妹がまた健気で肝っ玉座ってて大変好ましい。
誘拐された先でも、観る側の嫌悪感を掻き立てるような悪趣味な怖がらせをしない演出が好印象。友人や、街の不良先輩らの手助けを得てギリギリの環境下で心の成長を遂げる主人公が瑞々しくて、まさにジュヴナイルの世界線。
冷凍庫を裏からぶち抜いてもねえ表の扉がかんぬきではねえ。まったく不良ってバカなんだからもっと有用なアドバイスをしてちょうだいよ、とあの場面ではワタシも主人公と一緒に泣いてしまったがまさかラストに効いてくるとは。舌を巻いてしまいました。
友情と勇気で成長するお話ということで、そう少年ジャンプみたいです。もっとずっと暗めでえげつないですけど。