<ネタバレ>なんというか、青春の苦悩を描いている「ぽくて」、深「そう」で .. >(続きを読む)
<ネタバレ>なんというか、青春の苦悩を描いている「ぽくて」、深「そう」で、繊細な「感じ」がする。けど、そんな大層な出来でもないような気もする。評価に困る「ぼんやりした」映画だけど、雰囲気が抜群に良いのですな。なので心に残る。
一体何が素敵なのかしら。一躍スターダムに上ったマット・ディロンが眩しいからか、秘密主義っぽいミッキー・ロークがそれほど深遠なキャラでないとバレる前だったからか、それともモノクロの映像が80年代の技術で美しく撮れているせいかしら。
尺が短めなのは大抵の場合歓迎なのだけど、この映画に関して言えばカリスマ兄の心を映すエピソードや飲んだくれの愛すべきデニス・ホッパー親父の話をもう二つ三つ入れてストーリーに厚みを持たせてくれれば傑作の域に入ったのでは、と思う。