<ネタバレ>宇宙の果ての絶望、と聞くと”イベント・ホライゾン”を思い出し .. >(続きを読む)
<ネタバレ>宇宙の果ての絶望、と聞くと”イベント・ホライゾン”を思い出してしまうんだけど、断然本作の方が真の悪夢だと思った。
何度でもリアルに再生される自分の記憶の残滓。正気を保ってなんとか一人目の異質を排除しても、また生み出される同じモノ。強烈にぞっとしましたな。思い出の中の、最もナイーブな辛く痛い部分が繰り返される。これは恐ろしい。正気を失うほどに。
G・クルーニーは帰還できなかった。あの宇宙空間で、永遠に惑星の見せる自らの記憶の中を漂うのだろう。新しい経験は二度とできない。死が訪れればなんぼかマシなのでは、とすら思う怖いラストだった。