<ネタバレ>ずっと見たくてずっと見てなかったのですがようやく観賞。
想 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>ずっと見たくてずっと見てなかったのですがようやく観賞。
想像以上にコンパクトに纏められていましたが、色々な思いが凝縮された傑作と思いました。
時代考証を相当やりこんだとのことですが、合戦シーンはさすがの一言。
無駄にBGMを載せずに淡々と、ゆっくりと展開していく闘い、派手ではないものの勢いを感じました。
要所要所に細かく光る演出も見事。
これは声優さんの力量もあると思うのですが、侍と姫の許されざる恋物語が空気で伝わってくる、いい。
下手な恋愛映画より全然切なく、感情移入できる。
野原家の使い方も好き。
主役ではなく脇役、だけどやっぱりいなくてはいけない存在。
5歳の子どもが戦争を理解できるわけがない。それが最後の最後で涙を流す。
苦くて辛いけれども子どもが大人への階段を上った様子が突き刺さるほど伝わってくる。
唯一気になったマイナス点は、しんのすけに対する両親の対応。
戦場に飛び出したしんのすけを追いかけ、捕まえるひろし。あそこは本気で怒ってほしかった。
何やってんだ、馬鹿野郎!くらいの怒りと愛情が欲しかったなぁ。[良:1票]