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<ネタバレ>仲代達矢、三國連太郎両巨頭の生々しくも迫力ある演技に圧倒されました。中心となるのはこの二人の対峙。こういう邦画って今の時代には絶対できないんだろうなあ。失礼ながらお二人ともお年寄りの役しか知らなかったのですが、そのスゴさがとてもよくわかりました。が、映画としては凄まじい完成度だと思うのですが、如何せん竹光で切腹した婿には共感できないというか違和感さえ感じる。病に苦しむ幼い我が子と疲れ果てた妻のために、武士の誇りを捨てて決断した行動のはずなのに、ちょっと通じなかっただけで自死を選ぶ!?そんなことしたらみんな死ぬぐらい想像つくやろ?そういうギリギリのところでどうしても誇りを捨てきれなかった武士の哀しみを描いているのかなあ。