<ネタバレ>分数の割り算のエピソードが物語るように、タエ子は小学5年生の .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ>分数の割り算のエピソードが物語るように、タエ子は小学5年生のときから、あれこれと考え過ぎな性格で、ちょっと被害妄想気質のヒロイン。良く言えば、感性が鋭いといえるかな。実際、割り算には等分割と包含割の二種類の意味があるがために、分数の割り算を等分割で考えてしまってはイメージしにくいのです。ようするに、彼女の疑問は軽々しく唾棄出来る屁理屈ではなく、めちゃくちゃ良い疑問なのです。少なくとも、“ひっくり返すだけ”で分数の割り算が出来ることなんかより、百万倍の価値があるのです。そんな彼女には汲々と働いて、家路につくのを繰り返す都会暮らしは明らかに向いていないように見えます。だから、山形は彼女の心の聖域だったというわけです。“大人になるということ”は逃げる勇気を持つこと。人はなかなか変われません。ならば、変わる必要はない。環境を変えてしまえばいい。そして、心の赴くまま、素直に進めばいい。一つの立派な決断だと思います。
初恋?初キュンの嬉しさのあまり、空をすいすいと泳いで、布団に着地するシーンはアニメならではであって、その飛翔感たる思いがよく伝わってくるとっても好きなシーンです。[良:2票]