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<ネタバレ>予告を見た限りでは、必ずしも自分好みの映画ではなさそうだな、とは感じていたのですが、最近のディズニーを完全に信用しているので、迷いなく映画館に直行しました。
ポリネシアを舞台にしたロード・オブ・ザ・リングというスリリングなストーリーを軸に据え、レイダース、ゴジラ、リトルマーメイドのパロディをちりばめて笑いを誘い、ココナツ(?)の海賊やカニ(?)の化け物やテフィティの姿等、豊かなイマジネーションに溢れた、贅沢な一作でした。ヒーローのマウイが全くヒーローらしくないのも良い。マウイのタトゥーには、アラジンのジーニーのイメージが被りました。
主題は、意思あるところに道は開ける、というシンプルなもの。それでも、主人公が一度ならず壁に突き当たっては克服していく様をしっかりと描いています。
これだけほめて7点と言うのは、今作についていえば日本語吹き替えのミュージカルパートが、主題歌を除くとあまりうまく翻訳できていないように感じられたからです。近所の映画館では選択肢がなく吹き替えで観たのですが、1日1回でよいから字幕版も上映してもらいたいものです。