<ネタバレ>主人公バリー・シールは、どう見たって中南米の麻薬マフィアと同 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>主人公バリー・シールは、どう見たって中南米の麻薬マフィアと同じレベルの悪党か、あるいはCIAの立場を利用しての悪事を働くような男なので、それ以上の卑劣漢です。やっていることも麻薬の密輸であり、どの角度から見ても、ヒーローどころか、アンチヒーローですらない。そんな人物に、トム・クルーズをキャスティングしてしまったのは完全に失敗と思います。もっと悪役が似合う役者であるべきでした。
「アメリカをはめた男」の副題は日本で勝手につけたものでしょうが、映画の内容とはあってませんね。だまされました。立場を利用して私腹を肥やした男が、相応の最後を迎えた、という全く爽快感のないストーリーです。
あと、ドキュメンタリータッチを志向したのか、始終カメラがぶれまくるのもあまり好感できません。