<ネタバレ>実際にルワンダで起きた民族浄化を基に作られた社会派映画。だけ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>実際にルワンダで起きた民族浄化を基に作られた社会派映画。だけど、その語り口は主人公にホテル・支配人という市井の人をおいたことでとても柔らかいものになっていて、スムーズに作品世界に入っていける。そして徐々に暴かれていく人間の本性、残酷な現実、そして世界の無関心……。引き上げていくジャーナリストが深い諦念とともに語る、「俺たちの撮った映像を見たって、世界の人間は「怖いね」ってディナーの手を少し止めるだけだ」との台詞は、とても考えさせられる深い言葉だ。それでも人間を信じようとするドン・チードルの抑えた演技が胸を打つ。