<ネタバレ> のどかな田園風景の中で繰り広げられるブラック・コメディ。音 .. >(続きを読む)
<ネタバレ> のどかな田園風景の中で繰り広げられるブラック・コメディ。音楽もユーモラスで、理屈抜きに楽しめる。美しい景色に死体、子供という意表を突く組み合わせ。青空の下、深まる秋の紅葉と絵画の数々で色彩鮮やかな演出が心憎い。
平穏な生活を乱したくない人たちの困惑ぶりや、話し合って協力する姿を見ていると、不思議にほのぼのとした気分になる。
絵画の講釈を垂れながら“証拠物件”を改ざんしていくシーンが鮮やか。ハリーの災難ではあるが、「ハリー(の死体)に振り回された人たちの災難」ともいえる。