<ネタバレ> 先にテレビ版「ミス・マープル」を観たため粗筋は承知で鑑賞。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 先にテレビ版「ミス・マープル」を観たため粗筋は承知で鑑賞。緩い展開でミステリーとしての緊迫感に欠けるが、豪華な俳優陣の演技を楽しめる。愛情劇で締めくくるため後味は悪くない。
R・ハドソンとE・テーラーは「ジャイアンツ」の共演を思い出させ、「たるみよたるみよドリス・デイの顔へ飛んでいけ」のセリフに対するR・ハドソンの反応が楽屋落ちで面白い(ハドソンとドリス・デイはコメディ映画で共演し友人同士)。加えてゲーブル(でか耳)、ヒューストン監督、キューカー監督等、ファン心理をくすぐるセリフもご愛敬。
E・テーラーとK・ノヴァクの皮肉の応酬・罵り合いが見ごたえあり。ノヴァクはちょっと軽い印象かなと思うが「ミステリアス・キム」をかなぐり捨て、場を盛り上げている。
キスで風疹に感染とは昨今のウイルス感染を想起させる。くれぐれも濃厚接触にはご注意を。