<ネタバレ> “ブライアン・エプスタインは短過ぎた、パーカー大佐は長過ぎ .. >(続きを読む)
<ネタバレ> “ブライアン・エプスタインは短過ぎた、パーカー大佐は長過ぎた”の言葉を象徴するような作品。全体的に冗長で、題名は「Elvis」だが内容は「Parker」だね。撮影も前半は細かいカット割りで落ち着かない。
主演俳優は熱演で“キング・オブ・ロックンロール”になりきっているが、エルヴィスの魅力と言える色気・セックスアピールを感じられないのは残念。
ママへの車贈与、拳銃でテレビを撃ったり薬物摂取などのエピソードが羅列される。テレビスペシャルで、パーカーから言われるままクリスマスソングを歌っていたらエルヴィスのキャリアは終わりというのもよく知られた話だ。対照的に映画出演は手短にスルー。たとえ「くだらない映画」と言われようが同じ映画人としてもう少し触れてもいいだろう。復活を決定づけた「エルビス・オン・ステージ」の逸話も、さらにはビートルズへの思いなども欲しかった(大佐の描写はほどほどにして)。