<ネタバレ> すべてはラストシーンの「どんでん返し」に収斂されるが、それ .. >(続きを読む)
<ネタバレ> すべてはラストシーンの「どんでん返し」に収斂されるが、それほどの衝撃はない。
ポイントはカイザー・ソゼは実在するか?実在するなら誰か?だろう。虚実ないまぜのヴァーヴァルの証言を映像で見せ、その名さえ意味を持たせようという演出のあざとさ。キートン射殺を誰がやったのか?ロープの束を見せるシーンがカギを握る。陰に誰かがいるのかいないのか思わせぶりだが、“ご飯論法”を使われたような後味の悪さが残る。
回想と嘘を織り交ぜた構成で、伏線をあちこちに張って観客を煙に巻く手法が優れた演出とは思わない。