<ネタバレ>韓国の映画やドラマは表現が直接的でややもすればどぎつくオーバ .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>韓国の映画やドラマは表現が直接的でややもすればどぎつくオーバーな印象を持っていたが、この映画は抑制が効いていてどこか日本的。
主人公も感情の起伏の激しい韓国人っぽくはなく、柔和で優しくにこやかなタイプ。
なので、ストーリーは淡々として盛り上がりには欠けるが、後からじんわりとくる感じ。
死を迎える男を説明言葉を極力省いて静かに映像で描き、うっかりすると見逃してしまいそうなさりげないきめ細かなシーンを積み重ねている。
なんだか小津監督にテイストが似ているなと思ったら、ホ・ジノ監督は小津監督を崇拝し影響を受けたとかで、妙に納得。
ただ、本作は何の事件が起きるわけでもなく終始淡々としすぎて、特に前半は眠気を誘う。
昭和のノスタルジーを感じるような日本的要素があるからだろうか、日本でもリメイクされている作品。[良:1票]