<ネタバレ>公開当時、観終わったとき感じたのは、退屈と戸惑いしかなかった .. >(続きを読む)
<ネタバレ>公開当時、観終わったとき感じたのは、退屈と戸惑いしかなかった。
ラストも「何じゃそれ?」としか思えなかったが、最近観直してみると印象は違った。
ハラの笑顔に、集団的狂気の悲哀が浮かび上がって切なくなる。
こうした重苦しいテイストの映画は本来あまり好みではなく、同性愛的描写も共感できない。
わからない馬鹿は相手にしないと言わんばかりの大島監督の演出も鼻に付く。
でも、何か考えさせられる作品ではある。
役者が本業でない出演者の大根芝居が気になったが、それも終盤ではさほど気にならなくなった。
ただ、ローレンスの日本語が聞き取りにくいのはマイナス。