<ネタバレ>「愛という名の疑惑」は病的酩酊症による無罪主張だったが、本作 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>「愛という名の疑惑」は病的酩酊症による無罪主張だったが、本作はうつ病治療の新薬の副作用で夢遊病が裁判の争点になる。
犯人の詐病自体は割とよく見かける展開だけど、抗うつ剤の副作用、殺人、インサイダー取り引きを結びつけて題材にしているのはおもしろい。
悪女二人の存在感がしっかりあるので、追いつめられる主人公サイドに立って思わず力が入ってくる。
締めたシートベルト、エアバックの宣伝、自白剤の替わりに塩水を使った催眠テストと、疑惑が明らかになっていく過程が丁寧に描かれていて破綻がない。
ラストは悪女が二人ともやりこめられるカタルシスもあって、サスペンスとしてよくまとまった作品。[良:1票]