<ネタバレ>老人が遠くにいる兄のもとへトラクターで駆けつけるだけの地味な .. >(続きを読む)
<ネタバレ>老人が遠くにいる兄のもとへトラクターで駆けつけるだけの地味な話だが、なんだか癒される。
出てくる人物が人間味があって温かい。
鹿を何度もはねる車の女が気の毒だけど笑ってしまう。
その鹿をちゃっかり有効利用して食べてしまうアリヴィンの逞しさ。
ふっかけれらた修理代を理詰めで値切っていくのにも老人の知恵がうかがえる。
道中の出会いで、老人のこれまでの人生が見えてくる。
飄々として見えた老人にも、何十年にも渡って残っていたトラウマがあった。
味方の偵察兵を誤って射殺してしまったことを誰にも言えずに抱えて生きてきた苦しさが伝わってくる。
ずっと仲違いしていたストレイト兄弟が言葉少なにわかりあうラストが感動的。