<ネタバレ>この時代にこのテンポとセンス、山中監督が夭折の天才と惜しまれ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>この時代にこのテンポとセンス、山中監督が夭折の天才と惜しまれるのがよくわかる作品。
左膳と女将の二人とも天邪鬼で、仲良くケンカするそのかけあいが間も絶妙で実におもしろい。
しっかりと芯のある王道の人情コメディとなっていて、本作をお手本にしている邦画やコントも少なくないような気がする。
子供にきついことを言いながら、次に場面が変わると実はとても可愛がっている様子がわかるような描写。
こうしたフリ、省略、オチのパターンは今の作品でも見かける手法だ。
ただセリフの聞き取りにくいのが難点。