実話かと思ったが、そうではないようだ。
原作者のジャン・ジ .. >(続きを読む)
実話かと思ったが、そうではないようだ。
原作者のジャン・ジオノは、実在の人物という注文に対して、架空の話を作り上げて原稿を渡した。
真っ赤な嘘をついたこと自体は是非の問われるところだろうが、法螺話を作り上げることのできるのが作家たる所以だろう。
本当にそんな男がそこにいたように印象づけられる。
詩情豊かな映像と染み入るような落ち着いた語り口。
児童文学にふさわしい雰囲気もあり、文科省推薦されても不思議でないようなアニメーション映画。